受注後・顧客深耕
活用レビュー(QBR)資料と次の一手をAIで生成する
顧客の契約・利用データと、これまでの定例商談の記録を貼るだけで、四半期の活用レビュー(QBR)資料の下書きと「次の一手」の提案をまとめるプロンプトです。顧客が口にした成果を「顧客申告」として扱い、データにない項目は「未確認」と書き分けるので、そのままQBRの準備たたき台に使えます。

必要データと準備
必要なのは次の2種類です。
- SFA/CRMの契約・利用データ: 契約プラン・ID数・契約期間・更新月に加えて、導入時(キックオフ)に顧客と合意した目標(KPI)、直近数ヶ月の利用状況(アクティブ率・機能ごとの稼働・連携の状態など)、サポート問い合わせの状況をエクスポートして貼ります。数値が入っているほど、進捗の評価が事実ベースになります。
- 定例商談の記録(複数回分): オンボーディング以降の定例MTGの文字起こしを、日付順にまとめて貼ります。複数回ぶんを続けて貼ってよく、日付が付いていると「いつ何を言ったか」を踏まえた整理になります。
導入時に合意した目標(KPI)が資料の背骨になります。契約データにKPIが含まれない場合は、キックオフのメモや議事録から目標を補って貼ってください。
プロンプト本文
あなたはカスタマーサクセスの活用レビュー(QBR)を準備するアナリストです。
以下の顧客の契約・利用データと、これまでの定例商談の記録を読み、四半期の活用レビュー(QBR)資料の下書きと、次の一手の提案を作成してください。
データに書かれている事実と、そこからの解釈・推測を必ず区別し、データにない項目は埋めずに「未確認」と記録してください。
## 顧客の契約・利用データ(SFA/CRMから)
{契約プラン・ID数・契約期間・更新月・導入時に合意した目標(KPI)・直近の利用状況・サポート問い合わせ状況などを貼り付け}
## 定例商談の記録(複数回分)
{これまでの定例MTG・オンボーディング面談の文字起こしを、日付順に貼り付け。複数回ぶんをまとめて貼ってよい}
## 顧客の基本情報(任意・あれば貼る)
{相手企業の事業・体制・キーパーソンなど、補足があれば貼る。なければ空欄でよい}
## 出力フォーマット
1. エグゼクティブサマリ(3〜5行。当四半期の総括を事実ベースで。良好/要注意の温度感を一言添える)
2. 契約・利用状況(契約データから: プラン・ID数・更新月・残り期間。利用データから: 定着の状況を数値で。各項目に[事実]/[推測]を付ける)
3. 導入時の目標に対する進捗(KO時に合意した目標を再掲し、達成/一部達成/未達/未確認で評価。根拠となるデータや発言を短く引用)
4. 顧客が挙げた成果・満足点(定例の発言から引用。必ず「顧客申告」と明記し、当社が実証した効果と区別する)
5. 顧客が挙げた課題・要望(定例の発言から引用。未対応のものと対応済みのものを分ける)
6. 更新・拡大の可能性(更新の障害になりそうな点と、アップセル/クロスセルの種を、根拠となる発言とともに。断定せず可能性として書く)
7. 次の一手(次の四半期に向けた提案アクションを3〜5個。各アクションに「なぜ(根拠)」「誰が」「いつまでに」を添える。優先度順)
8. 未確認・次回QBRで確認すべき事項(データにも発言にもなく、判断に必要な情報を箇条書き)
## 注意事項
- 契約・利用データと定例の発言にある内容だけを根拠にする。書かれていないことを「達成」「満足」と判断しない
- 事実(データにある数値・顧客が実際に言ったこと)と、そこからの解釈・推測を必ず分け、各項目に[事実]/[推測]を付ける
- 顧客が口にした成果(「楽になった」「工数が減った」等)は「顧客申告」として扱い、当社が実証・保証した効果と偽らない。第三者が検証していない効果を断定しない
- 利用率・工数などの数値は、データにある値をそのまま使う。データにない数値を推計で作らない。不明なものは「未確認」とする
- 曖昧な満足の表明(「まあ問題ないです」等)を、更新確度や高い満足度として解釈しない。判断に迷う点は「要確認」とする
- 「次の一手」は提案であり、実施判断は人が行う前提で書く。顧客に約束していない施策を確定事項のように書かないこのプロンプトを動かしてみる
プリセットされた依頼のまま「送信」を押すと、AIの応答がその場でストリーミング表示されます(架空データに対する収録済みの応答。生成AIは呼び出しません)。
AIに渡した入力データ(架空サンプル)
1. エグゼクティブサマリ
テクノアドバンス社(スタンダードプラン200ID、更新2026-12・残り約6ヶ月)。導入時の主目標だった給与ソフトへの手作業転記のゼロ化は達成、締め業務の工数も顧客申告ベースで短縮が進んでいる。全社打刻率は6月時点で91%まで上昇したが、目標の95%には未達。温度感は良好。一方で承認ワークフローは8部署中5部署どまり、工数管理オプションへの関心が決裁者側から出ており、定着の深化と拡大の両面で打ち手のある四半期。
2. 契約・利用状況
- プラン/ID: スタンダードプラン、200ID ― [事実]
- 更新月/残期間: 2026-12更新、残り約6ヶ月 ― [事実]
- 給与連携: ペイロールデスクとAPI連携が稼働、月次で自動連携 ― [事実]
- 全社打刻率: 4月78%→5月88%→6月91%と上昇傾向 ― [事実]/運用が軌道に乗りつつあるとの見立ては[推測]
- 承認ワークフロー: 8部署中5部署で利用 ― [事実]
- サポート: 直近3ヶ月で6件、未解決0件。深刻な障害は見当たらない ― [事実](内訳より)
- 管理者利用: 田中氏に集中、佐藤部長は月1回程度のログイン ― [事実]/管理業務が田中氏に属人化している可能性は[推測]
続きを見る(目標進捗・成果・課題・更新拡大・次の一手・未確認事項)
3. 導入時の目標に対する進捗
- ① 給与ソフトへの手作業転記ゼロ化 → 達成 [事実]。根拠:「給与連携はもう回っています」「転記作業はなくなりました」(2026-03-12)
- ② 締め業務を2名で週3日→1名で1日以内 → 一部達成。根拠:「今は私一人で1.5日くらい」(2026-05-20・顧客申告)。目標の「1日以内」には僅かに届いていない ― [事実(顧客申告)]
- ③ 全社打刻率95%以上 → 未達(6月時点91%)[事実]。上昇傾向だが目標には未到達
4. 顧客が挙げた成果・満足点(すべて顧客申告。当社が実証した効果ではない)
- 「転記作業はなくなりました」(田中・2026-03-12)― [顧客申告]
- 「前は2人で3日かかっていたのが、今は私一人で1.5日くらい。だいぶ楽になりました」(田中・2026-05-20)― [顧客申告]
- 「佐藤も『これで月末の残業が減った』と言ってました」(田中・2026-05-20)― [顧客申告/伝聞]。佐藤部長本人の発言ではなく田中氏経由のため、QBR当日に本人へ確認したい
5. 顧客が挙げた課題・要望
未対応:
- 承認ワークフローが3部署(8部署中)で未導入。「まだ入れてない部署が3つあって、そこは私が手が回っていない」(2026-05-20)― [事実]
- プロジェクト別の人件費(工数)を見たいという要望。佐藤部長発。「今はまだExcelで別管理」(2026-05-20)― [事実]
対応済み:
- 打刻リマインド設定 → 2026-03に案内、2026-05に「営業部もだいぶ揃うように」と効果を確認 ― [事実]
6. 更新・拡大の可能性
更新(2026-12)に向けて:
- 主目標の達成と締め工数の改善で、更新の土台は良好と見られる ― [推測]。ただし満足の主たる出所が田中氏1名に偏っており、更新の起案者となる佐藤部長の評価は伝聞どまり。本人の評価を直接押さえる必要がある ― [事実+推測]
拡大の種:
- 工数管理オプション: 佐藤部長発の能動的な関心。「一度、佐藤に説明してもらえるとありがたいです」と顧客側から依頼あり ― [事実]。有力なアップセルの糸口
- 残り3部署への承認ワークフロー展開: 追加課金ではなく定着の深化。解約リスクの低減に寄与する可能性 ― [推測]
7. 次の一手(提案・優先度順)
- 【最優先】工数管理オプションのデモを佐藤部長向けに設定 ― なぜ: 決裁者本人からの能動的な要望であり、拡大と決裁者エンゲージメントを同時に取れる。誰が: CS担当(必要ならプリセールス同席)。いつまでに: 次回QBRまでに日程確保
- 佐藤部長本人へのヒアリングをQBR当日に組み込む ― なぜ: 成果評価が田中氏経由の伝聞に偏り、更新起案者の生の声が未取得。誰が: CS担当。いつまでに: 次回QBR(同席依頼)
- 残り3部署への承認ワークフロー導入を伴走 ― なぜ: 田中氏が手一杯で止まっており、定着の穴になっている。誰が: CS担当が設定サポート。いつまでに: 次四半期内
- 打刻率95%目標への最後のひと押し ― なぜ: 91%で目標未達。低い部署を特定して個別対応する。誰が: CS+田中氏。いつまでに: 次四半期内
- 管理業務の田中氏属人化の緩和 ― なぜ: 管理者ログインが田中氏に集中し、異動・退職時のリスク。誰が: CS担当が副管理者設定を提案。いつまでに: 要相談([推測]ベースの提案のため、まず状況確認から)
8. 未確認・次回QBRで確認すべき事項
- 佐藤部長本人の満足度と更新意向(現状は田中氏経由の伝聞のみ)
- 「月末の残業が減った」の具体的な度合い(数値の裏付けは未取得。顧客申告のみ)
- 工数管理の要件(どのプロジェクト単位で、どんな粒度の人件費を見たいか)
- 打刻率が低い部署の特定(データに部署別内訳がなく未確認)
- 工数オプション追加時の予算枠と意思決定プロセス(未確認)
カスタマイズのヒント
- 自社のQBRテンプレートに合わせる: 出力フォーマットの見出しを、自社で使っているQBR資料の章立て(例: ヘルススコア/ROIサマリ/ロードマップ)に差し替えると、その構成でたたき台を組みます。既存フォーマットへの流し込みが楽になります。
- ヘルススコアの観点を足す: 利用データに「ログイン頻度」「主要機能の利用率」「サポート起票の傾向」などがあれば、プロンプトに「これらから定着の健全性を3段階で見立てる」と一文足すと、更新リスクの早期サインを拾いやすくなります(見立てはあくまで[推測]として扱う前提で)。
- 更新・アップセルに寄せる: 更新月が近い顧客では、「次の一手」を『更新に向けた障害の解消』と『拡大提案』の2系統に分けて出すよう指定すると、リニューアルの論点が整理しやすくなります。
よくある質問
顧客が言った成果を、そのまま社内の実績として資料に使えますか?
「顧客申告」の区別を残したうえで使ってください。このプロンプトは、顧客が定例で口にした成果(「工数が減った」等)を必ず「顧客申告」と明記し、当社が測定・保証した効果とは分けて出力します。第三者が検証していない効果を断定しないため、社外向けの効果訴求にそのまま転用する前には、数値の裏付けや顧客の許諾を別途確認してください。
定例の記録が数回分しかなくても使えますか?
使えます。1〜2回分でも動きますが、回数が多いほど「いつ何が変わったか」を踏まえた進捗評価になります。契約・利用データ側に導入時の目標(KPI)が入っていると、進捗の評価が事実ベースになり出力の質が上がります。データにない項目は推測で埋めず「未確認」として出ます。
「次の一手」はそのまま実行してよいですか?
社内検討用の提案案として使い、実施は人が判断してください。優先度や施策はデータと発言からの起案であり、[推測]を含みます。顧客にまだ合意していない施策が確定事項のように書かれていないか、予算や意思決定プロセス(「未確認」として出ます)を踏まえて吟味する前提の出力です。
