商談後フォロー・記録
会話ログからCRMの最大20項目を自動入力するAIプロンプト
商談の会話記録から、CRM(SFA)の入力項目を最大20個まで一気に下書きするためのプロンプトです。各項目を事実・推測・不明に分け、確信度と根拠を付けて返すので、そのまま登録せず人が確認してから反映できます。

必要データと準備
必要なのは主に2つ、任意で1つです。
- 商談の文字起こし(1件): オンライン商談の録音・自動文字起こし、または対面商談のICレコーダー起こしなど。話者ラベル(営業/相手)が付いていると精度が上がります。取り方は商談文字起こしの共通ガイドも参照してください。
- 入力先CRMのプロパティ一覧: 自社のCRM(SFA)で埋めたい項目名を、そのままの表記で1行ずつ渡します。これがあることで、汎用の要約ではなく「自社の入力欄に合った」抽出になります。
- (任意)既存レコードの現在値: すでに入っている値を渡すと、勝手な上書きを避け、「据え置き/更新(要確認)」を判断してくれます。
プロンプト本文
あなたは営業の会話記録からCRM(SFA)の入力項目を整理するアシスタントです。
以下の商談の文字起こしを読み、指定されたCRMの各プロパティに入れる値を、事実・推測・不明を区別して抽出してください。抽出した値は人が確認してから登録する前提です。あなたは登録の判断材料を作るだけで、値を確定したり既存値を上書きしたりはしません。
## 商談の文字起こし
{商談の録画・録音の文字起こしをここに貼り付け}
## 入力対象のCRMプロパティ一覧(最大20項目)
{登録したいプロパティ名を1行ずつ。例: 会社名/業種/従業員数/案件フェーズ/主要課題/現行システム/決裁者/意思決定プロセス/想定予算/導入希望時期/競合/次回アクション/次回商談日/自社の宿題/相手の宿題/温度感}
## 既存レコードの現在値(任意)
{すでにCRMに入っている値があれば「プロパティ名: 現在値」の形で。空欄でよい}
## 出力フォーマット
1. 抽出結果テーブル(プロパティごとに1行)
| プロパティ | 抽出値 | 区分 | 確信度 | 根拠 | 登録の扱い |
- 区分: 「事実(相手が言った)」/「推測(会話からの解釈)」/「不明(会話に情報なし)」のいずれか
- 確信度: 高/中/低
- 根拠: 事実は文字起こしの原文を短く1つ引用。推測・不明は根拠欄にその理由を書く
- 登録の扱い: 現在値と同じなら「据え置き」、新情報なら「新規/更新(要確認)」、不明なら「空欄のまま」
2. 活動記録用サマリ(CRMの活動メモに貼れる3〜5行。要点と次アクションのみ。推測は「推測」と明記)
3. 登録前に人が確認すべき点
- 「推測」「確信度 低」「不明」の項目を一覧化
- 既存値と食い違う項目(勝手に上書きしないよう明示)
## 注意事項
- 文字起こしに書かれていることだけを根拠にする。書かれていない値を埋めない。情報がなければ「不明」とし、それらしい値を作らない
- 事実(相手が実際に言ったこと)と、そこからの推測を必ず分ける。推測には「推測」と明記する
- 数値・固有名詞(企業名・人名・製品名・金額・日付)は原文どおりに写す。丸めたり言い換えたりしない
- 曖昧な発言(「検討します」「下期には」「たぶん」等)を確定値として登録しない。確信度は「低」または「不明」にする
- 既存レコードに現在値があるプロパティは勝手に上書きしない。新情報がある場合も「更新(要確認)」として人の判断に回す
- 出力は登録の下書きであり、CRMへの反映は人が確認してから行う前提で書くこのプロンプトを動かしてみる
プリセットされた依頼のまま「送信」を押すと、AIの応答がその場でストリーミング表示されます(架空データに対する収録済みの応答。生成AIは呼び出しません)。
AIに渡した入力データ(架空サンプル)
プロパティ | 抽出値 | 区分 | 確信度 | 根拠 | 登録の扱い |
|---|---|---|---|---|---|
従業員数 | 約200名 | 事実 | 高 | 「今ちょうど200名くらい」 | 新規 |
主要課題 | 月末の勤怠締めの負担と労務の属人化 | 事実 | 高 | 「手で転記していて…本当に負担」/「属人化しているのが一番怖い」 | 新規 |
現行システム(給与) | ペイロールデスク | 事実 | 高 | 「給与は『ペイロールデスク』を使っています」 | 新規 |
意思決定プロセス | 佐藤起案→金額次第で取締役会。四半期の投資枠 | 事実 | 高 | 「投資枠を四半期ごとに見ている」 | 新規 |
想定予算 | 不明 | 不明 | ー | 「まだ具体的には決めていない」=金額未提示 | 空欄のまま |
導入希望時期 | 下期を希望(確度は低い) | 推測 | 低 | 「下期には入れたいですが、まだふわっとしています」=希望であり確定でない | 新規(要確認) |
キーパーソン | 田中美咲(現場運用) | 推測 | 中 | 現場評価が起案の前提。キーパーソン性は解釈込み | 新規(要確認) |
次回商談日 | 約2週間後(具体日は未確定) | 事実 | 中 | 「2週間後あたりで」。日付は確定していない | 新規(要確認) |
活動記録用サマリ
初回ヒアリング(オンライン)。テクノアドバンス(SaaS・約200名)の主要課題は月末の勤怠締めの負担と労務の属人化。現行は勤怠Excel+給与ペイロールデスクで手転記が発生。次回は運用に寄せたデモ(約2週間後、田中氏同席)。自社宿題=連携可否の回答・デモ環境準備。相手宿題=バージョン確認・Excel/締め手順の共有。予算・導入時期は未確定(推測: 下期希望だが確度は低い)。
注記: 「想定予算」は会話に金額が出ていないため空欄のまま。「導入時期=下期」「キーパーソン」「案件フェーズ」は推測・要確認扱いで、自社のCRM定義に当てはめてから登録する前提です。
カスタマイズのヒント
- 自社のCRM項目に合わせる: 「入力対象のプロパティ一覧」に、自社のCRMの選択肢(フェーズ名やリード区分の値)まで書き添えると、その選択肢に寄せた抽出になり、登録時の変換が減ります。
- 業界・商材で必須項目を足す: 導入に法対応の期限がある商材なら「法対応の期限」、既存システム連携が肝なら「連携要件」を項目に加えると、その論点の拾い漏れを防げます。
- 確信度のしきい値を運用に合わせる: 「確信度が中以下の項目は登録の扱いを必ず『要確認』にする」と注意事項に1行足せば、自動反映に回す前のフィルタとして使えます。
よくある質問
一度に20項目も抽出して、精度は大丈夫ですか?
精度そのものより「どこが確かで、どこが要確認か」を切り分けることを重視した設計です。各項目に区分(事実/推測/不明)と確信度が付くので、「事実・確信度 高」だけそのまま使い、それ以外は人が確認して登録できます。抽出の質は会話の明瞭さや話者ラベルの有無に左右されるため、CRMへの反映は必ず人の確認を挟んでください。
出力はそのままCRMに自動登録されますか?
いいえ。このプロンプトは「登録の下書き」を作るだけです。CRMへ書き戻す運用(API・iPaaS連携など)を組む場合も、承認を1ステップ挟む設計を前提にしています。特に予算・時期・決裁者のような項目は、誤った確定登録が後の案件管理に響くため、人の判断を残してください。
すでに入力済みの値を上書きしてしまいませんか?
既存レコードの現在値を渡せば、同じ値は「据え置き」、新情報があっても「更新(要確認)」として人の判断に回します。プロンプトの注意事項でも「勝手に上書きしない」を明示しています。既存値を渡さない場合はすべて新規扱いになるため、上書きを避けたいときは現在値を一緒に渡すのがおすすめです。
