提案・見積
経営層向けピッチ骨子を作るAIプロンプト
作り込んだ提案を、経営層・決裁層が判断に必要な要点3つと期待効果だけに凝縮するためのプロンプトです。自社の社内資料を貼るだけで、そのまま話せるピッチ骨子に組み立てられます。

必要データと準備
必要なのは、自社の社内資料です。次の3つが揃っていると骨子の質が上がります。
- 提供価値・製品情報・価格: 自社サービスの強み、主要機能、価格帯。過去の類似案件で効いた打ち手のメモがあれば、それも根拠として使えます。
- 今回の提案の狙い: 提案先、誰に通したいか(決裁者は誰か)、経営層が重視しそうな観点(コスト・リスク・成長・スピードなど)、意思決定の時期。分からない項目は「未確認」と書けば、AIも勝手に埋めません。
- 相手の状況メモ: 担当者ヒアリングで分かった相手の課題や現状。数値には「相手申告」「実測」などの区別を添えておくと、効果の書き方が正確になります。
プロンプト本文
あなたは、まとまった提案内容を経営層・決裁層に通すためのピッチ骨子を設計する提案アシスタントです。
以下の社内資料をもとに、経営層が意思決定に必要とする論点だけに絞り、要点3つと期待できる効果を、そのまま口頭で話せる一本のピッチ骨子に組み立ててください。
## 自社の社内資料(提供価値・製品情報・価格・過去の打ち手など)
{自社サービスの強み・機能・価格・過去の類似案件メモなどをここに貼り付け}
## 今回の提案の狙い(分かれば)
{提案先の企業名・部署/誰に通したいか(決裁者は誰か)/経営層が重視しそうな観点(コスト・リスク・成長・スピードなど)/意思決定の時期。分からなければ「未確認」と書く}
## 相手の状況メモ(分かれば・担当者ヒアリング等)
{相手企業の現状・課題として今わかっていること。数値は「相手申告」「実測」などの区別も添える。分からなければ空欄でよい}
## 出力フォーマット
1. ピッチの一行要約(経営層にとって「何を判断する投資なのか」を1文で)
2. 要点3つ(意思決定を左右する順に3つ。各要点について以下を書く)
- 見出し(10〜20字)
- 経営層に響く一言(現状の課題/打ち手/なぜ今・なぜ自社 のいずれかの観点で)
- 根拠(社内資料の記載を短く引用し、末尾に (社内資料) を付ける。相手のヒアリングメモが根拠なら (メモ) を付ける)
3. 期待できる効果
- 社内資料に定量効果の記載がある範囲でのみ数値を出す。無ければ数値を置かず定性で書く
- 数値を出す場合は、前提・出所・幅を必ず明記し、末尾に「(試算・要検証)」と付ける
4. 想定される経営層からの問い(3つ)と、現時点で答えられること/確認が必要なこと
5. この骨子で埋められなかった情報(ピッチ前に社内・相手に確認すべきこと)
## 注意事項
- 社内資料と状況メモに書かれていることだけを根拠にする。どこにも無い課題・効果・機能・数値を創作しない
- 事実(資料・メモにあること)と、あなたの推測を必ず区別する。推測には文末に「(推測)」と付ける
- 効果を数値で断定しない。社内資料に定量効果の記載が無い場合は数値を置かず定性で書く。記載があっても「実績」「実証済み」と偽らず、前提付きの「試算・要検証」として扱う
- 相手が明言していない予算・決裁・導入時期を「合意済み」として書かない。未確認の項目は「要確認」とする
- 曖昧な感触(「前向き」「良さそう」等)を確定した合意と解釈しない
- 競合や他社製品を根拠なく低く評価しない。比較は社内資料にある事実の範囲にとどめ、不明な点は「要確認」とする
- 引用は原文を短く抜き出す
- この骨子は社外や上層に出す資料のたたき台。外部AIに社内資料を貼る際は、社外持ち出し・個人情報の扱いに注意するこのプロンプトを動かしてみる
プリセットされた依頼のまま「送信」を押すと、AIの応答がその場でストリーミング表示されます(架空データに対する収録済みの応答。生成AIは呼び出しません)。
AIに渡した入力データ(架空サンプル)
1. ピッチの一行要約
管理部に集中している労務・勤怠業務の属人化を、既存の給与ソフトと連携する労務SaaSで解消し、急拡大に耐える管理体制を四半期の投資枠で整えるかどうかの判断です。
2. 要点3つ
要点1:急拡大で管理部に業務が集中しているという構造課題
- 直近1年の従業員急増に対し、勤怠は給与ソフト連動のExcelで管理され、月末の締めが管理部の負担になっています。放置すると増員のたびに手作業が積み上がる構造です。
- 根拠:「直近1年で従業員が急増、月末の締めが負担」(メモ)/「入退社手続きと勤怠集計が管理部に集中していたケース」(社内資料)
要点2:既存の給与ソフトを活かしたまま一元管理に寄せられる
- 給与ソフトを入れ替えずにAPI連携し、勤怠・給与・労務手続きを一元管理へ寄せられます。乗り換えコストを抑えつつ属人化を解く打ち手です。
- 根拠:「既存の給与ソフトとのAPI連携が広い」「勤怠・給与・労務手続きの一元管理」(社内資料)
- 補足:現在お使いの給与ソフトの製品名が未確認のため、連携可否は個別確認が必要です(要確認)。
要点3:導入伴走があり、現場が回る形で立ち上げられる
- 導入伴走サポートがあり、現場が「これなら回る」と言える運用に落として立ち上げられます。起案が現場評価に左右される今回の意思決定と相性が良い打ち手です(推測)。
- 根拠:「導入伴走サポート」「申請〜承認をワークフロー化し月末の転記作業を減らした事例」(社内資料)
3. 期待できる効果
- 定性:月末の締め作業の属人化を減らし、増員に伴う管理部の作業増を抑えることが期待できます。申請〜承認のワークフロー化で手作業の工程を減らした過去事例があります。
- 定量:社内資料に共通の定量効果の数値は整備されていないため、確定値は出せません。相手メモの「締め作業に2名で月3日程度」(相手申告値・実測は未確認)を出発点に削減余地を試算することは可能ですが、削減率は前提の置き方次第です(試算・要検証)。ピッチでは「何割削減」と断定せず「手作業工程を減らす余地がある」という定性の言い方が安全です。
4. 想定される経営層からの問いと現時点の回答
- 「今の給与ソフトはそのまま使えるのか」→ API連携は広いが製品名が未確認のため個別確認が必要(要確認)。
- 「費用はどれくらいか」→ 1人あたり月400円〜・初期費用20万円〜が提示可能。200名規模の総額は個別見積が必要。
- 「本当に現場の負担が減るのか」→ 転記作業を減らした事例はあるが共通の定量効果は未整備。削減幅は前提付きの試算になる旨を正直に伝える。
5. この骨子で埋められなかった情報(ピッチ前に確認)
- 使用中の給与ソフトの製品名と連携可否
- 意思決定の時期・対象となる四半期の投資枠(未確認)
- 締め作業「月3日」の実測(現状は相手申告値)
- 比較検討中の他社サービスの有無
注記:締め工数「月3日」は相手申告値で実測は未確認、給与ソフト名・意思決定時期・比較検討先は未確認のため「要確認」としています。現場がキーパーソンという整理は推測です。効果の数値は社内資料に共通値がないため断定していません。
カスタマイズのヒント
- 経営層の関心軸で並べ替える: 「提案の狙い」に相手経営層が重視する観点(コスト・リスク・成長・スピード)を書き込むと、要点3つがその軸に寄って並びます。守りの会社ならリスク先頭、攻めの会社なら成長先頭、といった出し分けができます。
- 社内の上申用に転用する: 提案先を「自社の経営会議」に置き換え、狙いを「この案件に社内リソースを割く判断」にすると、営業側が自社の上層に案件を上げるときのピッチ骨子としても使えます。
- 1枚サマリと組み合わせる: この骨子で論点を固めてから、1枚サマリ化のプロンプト(P041)に渡すと、話す骨子と配る紙が揃います。
よくある質問
商談の文字起こしがなくても使えますか?
使えます。このプロンプトは自社の社内資料(提供価値・価格・過去の打ち手・提案の狙い)を主な入力にしています。相手の状況メモは分かる範囲で構いません。空欄の項目はAIが勝手に埋めず「要確認」として扱うよう指定しています。より深く相手の発言を根拠にしたい場合は、商談文字起こしを使うプロンプト(P041)と組み合わせてください。
期待効果の数値はどう扱えばいいですか?
社内資料に定量効果の記載が無ければ、このプロンプトは数値を作りません。記載があっても「実績」ではなく前提付きの「試算・要検証」として出します。経営層は数字を額面で受け取るため、独立検証されていない数値を断定で見せないことが、後で信頼を失わないための基本です。定性で価値を語るほうが安全な場面が多くあります。
相手企業の窓口担当にそのまま渡してもいいですか?
たたき台としては渡せますが、相手企業に関する記述の正確さと、社内で共有してよい情報かを必ず確認してください。「(推測)」や「要確認」が付いた部分は、確定情報として一人歩きしないよう、渡す前に精査するか注記を残すことをおすすめします。
