提案・見積
提案を決裁層向けの1枚サマリに凝縮するAIプロンプト
自社の提案内容と商談記録から、決裁層が短時間で投資判断できる1枚サマリ(エグゼクティブサマリー)の下書きを作るプロンプトです。上申・稟議に添える要約を、コピペでそのまま試せます。

必要データと準備
用意するのは次の2つです。
- 自社の提案内容をまとめた社内資料:提案するサービス、対象の課題、主な機能、概算見積、連携条件、サポート内容など。提案書のドラフトや、営業メモでも構いません。
- 顧客との商談の文字起こし(1件):見積・課題・意思決定プロセスなどが話題に出た回が向いています。話者ラベル(営業/相手)が付いていると、誰の課題認識かを踏まえた要約になります。
文字起こしの取り方は、商談文字起こしの共通ガイドも参照してください。
プロンプト本文
あなたは営業提案を決裁層向けの1枚サマリ(エグゼクティブサマリー)に凝縮するアシスタントです。
自社の提案内容をまとめた社内資料と、顧客との商談記録を読み、決裁者が短時間で投資判断の材料をつかめる1枚サマリのドラフトを作成してください。
## 自社の提案内容・社内資料
{提案内容・価値・見積・機能などをまとめた社内資料をここに貼り付け}
## 商談の文字起こし
{顧客との商談の録画・録音の文字起こしをここに貼り付け}
## 宛先の決裁層と、その関心事(任意)
{誰に上げる資料か(取締役会・役員・部門長など)と、その人が特に気にする観点。なければ空欄でよい}
## 出力フォーマット
決裁層が1分で読める分量(合計400〜600字目安)で、次の構成の1枚サマリを作成してください。
1. 提案の要旨(1〜2文。何を、いくらで、何のために導入するか)
2. 解決したい課題(商談で相手が実際に語った困りごと。根拠となる発言を短く1つ引用)
3. 解決策の要点(自社提案のうち、この課題に直結する要素だけ3点以内)
4. 投資と効果(費用は社内資料にある範囲で。効果は社内資料に出所のある数値がある場合のみ記載し出所を添える。数値の根拠がなければ数値を作らず「定性的な効果」として言葉で書く)
5. 前提・確認中の事項(連携条件・見積の変動要因など未確定のもの。決裁前に潰すべき点)
6. 判断してほしいこと(この資料で何を承認/判断してほしいか。次アクションと想定時期)
## 注意事項
- 社内資料と文字起こしに書かれていることだけを根拠にする。書かれていない機能・実績・効果を補わない
- 事実(資料の記載・相手の発言)と、そこからの推測を必ず分ける。推測には「推測」と明記する
- 効果を数値で書けるのは、社内資料に出所のある数値がある場合だけ。ない場合は数値を作らず「定性的な効果」として記述する。「実証済み」等の断定はしない
- 見積・連携範囲・導入時期など未確定のものは、確定情報のように書かず「確認中」「要確認」とする
- 分からないこと・資料にないことは、埋めずに「情報なし(要確認)」と書く
- 決裁層向けのため、専門用語や社内用語は避け、短く言い切るこのプロンプトを動かしてみる
プリセットされた依頼のまま「送信」を押すと、AIの応答がその場でストリーミング表示されます(架空データに対する収録済みの応答。生成AIは呼び出しません)。
AIに渡した入力データ(架空サンプル)
1. 提案の要旨
管理部の月末勤怠締めと有休問い合わせ対応の手作業を削減するため、クラウド勤怠・労務管理SaaS「ロウムメイト」を導入する。月額 約16万円(200名想定)+初期費用 20万円〜(連携オプションで変動・確定前)。
2. 解決したい課題
勤怠締めと有休残数の問い合わせ対応が管理部の少人数に集中し、月末に負荷が偏っている(現場発言:「私ともう1人で3日はかかっています」)。
3. 解決策の要点
- 打刻修正の承認ワークフロー化(部署リーダー一次承認→管理部最終確認)
- 有休残数の自動計算(都度の手計算をなくす)
- 既存給与ソフト「ペイロールデスク」とのAPI連携(連携範囲はバージョン確認中)
4. 投資と効果
費用は上記見積のとおり(初期費用は連携オプションで変動・確定前)。効果は現時点で定性的な整理にとどまる: 月末に生じている手作業の負荷を減らす見込み。※削減工数の定量試算は「月末3日×2名」を前提に別途作成中で、本サマリには確定数値を載せていない。
5. 前提・確認中の事項
- ペイロールデスクの連携範囲(情シス確認待ち・要確認)
- 初期費用の最終額(連携オプションの有無で変動・見積確定前)
- セキュリティチェックリストの回答(7月取締役会の前提条件)
6. 判断してほしいこと
7月の四半期投資枠での導入可否。承認いただければ、費用対効果試算とセキュリティ回答を7月取締役会に間に合う形で提出する。
注記(AIによる補足): 「田中がこれで回ると言うなら前向きに通したい」(佐藤氏発言)は現場評価を前提とした条件付きの意向で、確定した社内合意ではない(要確認)。効果の定量数値は社内資料に共通指標がないため断定していない。試算資料が固まり次第、根拠付きで差し替えること。
カスタマイズのヒント
- 宛先の関心事を書き込む: 「宛先の決裁層と関心事」に、その決裁者が特に気にする観点(投資回収期間、既存システムとの兼ね合い、セキュリティ、法対応の期限など)を書くと、その観点を要旨や「判断してほしいこと」に寄せて整理します。
- 推進者に渡す前提で作る: 相手の窓口(推進者)が社内で起案する場面では、宛先をその上位層に設定し、「解決したい課題」を相手社内の言葉に寄せると、そのまま転用しやすい1枚になります。
- フェーズで粒度を変える: 初期の合意形成なら「要旨+課題+次アクション」を厚めに、最終決裁なら「投資と効果+前提・確認中の事項」を厚めに、と各ブロックの詳しさを調整すると、場面に合った1枚になります。
よくある質問
1枚サマリの数値はそのまま決裁資料に使えますか?
数値は必ず原典と突き合わせてから使ってください。このプロンプトは社内資料に出所のある数字だけを載せ、根拠がなければ定性表現にとどめる設計です。それでも決裁資料に出す前は、見積・工数などの値が資料と一致しているか、人の目で確認することを前提にしています。
顧客側の推進者に渡して、社内で起案してもらう資料にも使えますか?
使えます。「宛先の決裁層と関心事」に相手社内の決裁者と観点を書き、「解決したい課題」を相手の言葉に寄せると、推進者が転用しやすい1枚になります。ただし社外に渡す前は、自社の社内メモや外に出せない情報が混じっていないかを必ず確認してください。
提案資料がまだ整っていなくても作れますか?
箇条書きの営業メモ程度でも下書きは作れますが、資料にない機能や効果をプロンプトが補うことはありません。情報がない項目は「情報なし(要確認)」と出力されるので、そこを埋めながら資料自体を仕上げる使い方もできます。
