商談本番
双方の宿題と次回日程を確定させるクロージング
商談は盛り上がったのに、終わってみると次回の日程が決まっていない、宿題が誰の担当かも曖昧なまま解散してしまう。その締めの詰めの甘さを、商談の記録から埋めるプロンプトです。商談 クロージング トーク AI に記録を渡すだけで、そのまま口に出せるクロージングトークと確認質問を用意し、双方の宿題・期限・次回日程をその場で握り切れる状態にします。

必要データと準備
- 商談の文字起こし1件があると精度が上がります。録画・録音の文字起こしの取り方は共通ガイド(文字起こしの取得)を参照してください。
- 文字起こしがなくても動きます。商談中の手元メモや、終盤で「今日どこまで話したか」の箇条書きでも、整理とトークの土台になります。
- 補足欄は分かる範囲で。今日のゴール、次回やりたいこと、こちらが動ける最短日程を書いておくと、日程提案がより具体的になります。空欄でも構いません。
注意: 顧客名や個人情報を含む文字起こしを外部の生成AIに貼る運用は、社外持ち出し・個人情報の扱いに配慮が必要です。社内のルールを確認したうえで使ってください。
プロンプト本文
あなたは商談の締め(次回合意・宿題設定)を設計する営業クロージングのコーチです。
以下の商談の記録を読み、この商談を「次につながる合意」で終えるために、確定させるべき双方の宿題・期限・次回日程を整理し、そのまま口に出せるクロージングトークと、締めで確認すべき質問を用意してください。
## 商談の記録
{ここまでの商談の文字起こし、または要点メモを貼り付け。まだ商談中で手元にメモしかない場合は箇条書きでも可}
## 補足(任意・分かる範囲で。不明なら空欄でよい)
- 今日のゴール: {この商談で決めたかったこと}
- 次回でやりたいこと: {デモ/見積提示/決裁者同席 など}
- こちらが動ける最短日程: {例: 来週の火・木の午後}
## 出力フォーマット
1. ここまでの合意・論点の整理(記録にある発言のみを根拠に。各項目に原文の短い引用を1つ)
2. 宿題リスト
- 自社の宿題(誰が/何を/いつまでに の案。期限は記録に期日があればそれを、なければ「提案:」と付ける)
- 相手の宿題(同上)
3. 次回日程を確定させるクロージングトーク(そのまま口に出せる台本。3ステップで構成する。①今日の合意を一言で確認 ②双方の宿題と期限を口頭で握る ③次回の日程を2択で提案して仮でも押さえる)
4. 締めで確認すべき質問リスト(宿題の期限・次回の参加者・決裁プロセスの日程など、未確定を潰す質問を、そのまま言える形で)
5. 詰めきれていない点・要確認(記録から次回合意を固めるうえで曖昧なまま残っている点。「要確認」と明記)
## 注意事項
- 記録にある発言だけを根拠にする。書かれていないことを「合意済み」「宿題として引き受けた」と判断しない
- 事実(発言としてある)と、そこからの推測を必ず分ける。推測には「推測:」と付け、断定しない
- 曖昧な同意(「検討します」「前向きに」「良ければ」等)を、確定した合意や次回アポの承諾と解釈しない。迷う点は「要確認」とする
- 期限・日程が記録にない場合は勝手に確定日を書かず、「提案:」として候補を出すにとどめる
- クロージングトークは相手を急かして詰めるものにしない。相手が持ち帰る余地を残した言い回しにする
- 顧客名・個人情報を含む文字起こしを外部AIに貼るときは、社外持ち出し・個人情報の扱いに注意するこのプロンプトを動かしてみる
プリセットされた依頼のまま「送信」を押すと、AIの応答がその場でストリーミング表示されます(架空データに対する収録済みの応答。生成AIは呼び出しません)。
AIに渡した入力データ(架空サンプル)
1. ここまでの合意・論点の整理
- 現場の操作性はおおむね評価されている … 田中「操作は問題なさそうです」
- 権限設定は要件が具体化した … 田中「リーダーに承認だけ渡せるようにしたい」。営業が具体案を持ち帰る流れ
- データ移行に不安が残る … 田中「今のExcelの過去分をどう移すか」。営業が手順を用意する流れ
- 価格が新たな論点になった … 佐藤「想定より初期費用が乗るな」。費用対効果の説明材料が必要
- セキュリティ対応が投資枠に乗せる条件 … 佐藤「情シスからチェックリストに答えてほしい」
- 決裁は7月の取締役会が目標 … 佐藤「次の四半期に乗せにいけます」。佐藤が起案、田中の現場評価が前提「田中がOKなら私は前向き」
2. 宿題リスト
自社(ロウムメイト)の宿題:
- 権限設定の具体案(リーダーに承認権限のみ)を1枚に … 提案: 次回商談まで
- データ移行の手順書(過去分の移行段取り)… 提案: 次回商談まで
- 費用対効果の試算資料(月末3日×2名の工数圧縮を御社の数字で)… 提案: 6月中
- セキュリティチェックリストの回答 … 期限: 7月取締役会の前まで(記録は時期のみ。具体日は要確認)
相手(テクノアドバンス)の宿題:
- 佐藤: 情シスからチェックリストを受け取り共有 … 記録に期日の明言なし・要確認
- 田中: 部署別の締め日の一覧を整理して共有 … 記録に依頼・期日の明言なし・要確認(推測: 権限案の前提になるため次回前が望ましい)
3〜5(クロージングトーク・確認質問・要確認)の続きを見る
3. 次回日程を確定させるクロージングトーク
(①今日の合意 → ②宿題と期限 → ③日程を2択で仮押さえ)
「本日はありがとうございました。操作面と権限のイメージが固まって、あとは移行の手順と費用対効果、それとセキュリティのご確認、という宿題が見えてきましたね。 こちらは、権限の具体案・移行手順・御社の数字での費用試算を6月中におまとめしてお持ちします。セキュリティのチェックリストは、いただければ7月の取締役会に間に合う形で回答します。 そのうえで、資料をそろえてご説明するお時間を早めにいただきたいのですが、6月ですと第2週と第3週では、どちらが動きやすいでしょうか。仮でも押さえておければ、こちらも逆算して準備を進められます。」
(相手が即答しにくそうであれば)「もちろん情シスさんのご都合もあると思いますので、いったん仮日程で置いて、チェックリストが届いた時点で確定でも大丈夫です。」
4. 締めで確認すべき質問リスト
- 「セキュリティのチェックリストは、いつ頃こちらにいただけそうでしょうか」
- 「部署別の締め日は、権限案を作る前提にしたいので、一覧をいただくことは可能でしょうか」
- 「7月の取締役会は、上旬・中旬・下旬でいうといつ頃でしょうか。逆算して資料の締切を決めたいです」
- 「次回は佐藤様と田中様のほか、ご同席いただいた方が良い方はいらっしゃいますか(情シスの方など)」
5. 詰めきれていない点・要確認
- 次回日程が未確定(記録では「そろったら」まで。具体日は要確認)
- 相手の宿題の期日が記録にない(依頼はあるが「いつまでに」が未確定・要確認)
- 「田中がOKなら前向き」は条件付きの前向き発言であり、確定した発注合意ではない・要確認
- 7月取締役会の具体日が不明。資料の逆算締切を切るため要確認
カスタマイズのヒント
- 商材・フェーズで宿題の粒度を変える: 高単価・長期検討の案件では、宿題に「社内共有」「稟議の下書き」など相手社内で動く工程を足すと、次回までの間が埋まります。プロンプトの出力フォーマット2に「相手社内で進めてもらう動き」を1項目追加してください。
- 決裁プロセス重視に振る: 締めで決裁の逆算を握りたいときは、出力4の質問リストに「決裁の日程・出席者・判断基準」を必ず含めるよう、注意事項に一文足す。稟議伴走のシーンにつながります。
- オンライン商談で日程を即押さえる: 補足欄の「こちらが動ける最短日程」に具体的な候補日を入れておくと、クロージングトークの③がその日程での2択提案になり、その場でカレンダーを開いて仮押さえしやすくなります。
よくある質問
文字起こしがなくても使えますか。
使えます。商談中の手元メモや、終盤に「今日どこまで話したか」を箇条書きにしたものでも動きます。記録が詳しいほど整理とトークの精度は上がりますが、メモベースでも締めの抜け漏れチェックには十分役立ちます。
AIが出した宿題の期限や次回日程を、そのまま顧客に伝えていいですか。
そのままは避けてください。プロンプトは期限を確定日ではなく「提案」として出す設計です。自社の作業量と相手の都合を踏まえ、人間が現実的な期限に直してから伝えてください。日程も、相手の社内事情を確認したうえで提案するのが前提です。
クロージングトークが押し売りっぽくなりませんか。
注意事項で「相手を急かさない・持ち帰る余地を残す」よう指定しているため、2択の日程提案も「仮で押さえておく」トーンになります。それでも相手や場面によって強く出ることはあるので、最終的な言い回しは自分の言葉に馴染ませて使ってください。
