提案・見積
競合比較を織り込んだ提案差別化
競合と比較検討されている案件で、相手の意思決定基準を軸に自社と競合を並べ、「なぜ自社が合うか」を提案へ織り込むプロンプトです。競合を根拠なく下げるのではなく、事実・推測・要確認を分けた比較表と差別化ストーリーをコピペで作れます。提案 競合比較 AI の使いどころとして、そのまま提案書のたたき台に落とせます。

必要データと準備
3種類の入力を用意します。
- 相手の意思決定基準・状況: 商談メモや議事録から、相手が重視している点・課題・比較検討の状況を貼ります。相手が口にした言葉は引用のまま入れると精度が上がります。商談の文字起こしの取り方は共通ガイドを参照してください。
- 自社サービスの情報(社内資料): 強み・機能範囲・価格・連携・サポート・過去の似た案件メモ。自社が得意でない領域も正直に入れておくと、比較表が誠実になります。
- 競合について分かっていること: 競合名と、「公開情報で確認できる事実」「伝聞・想定」を分けて貼ります。分けて入れることが、出力を事実と推測に切り分ける前提になります。分からなければ「情報なし」と書けば構いません。
顧客情報・商談記録・競合メモを外部AIに貼るため、社外持ち出し・個人情報・伝聞の扱いには注意してください。
プロンプト本文
あなたは、競合と比較検討されている案件で自社が選ばれる提案に仕上げる提案アシスタントです。
相手の意思決定基準を軸に置き、自社と競合を正直に並べたうえで、競合を根拠なく下げずに「なぜ自社が相手に合うか」を提案へ織り込みます。優劣ではなく「相手の基準に合う/合わない」で語ってください。
## 相手の意思決定基準・状況(商談メモ・公開情報)
{相手が重視している点・課題・比較検討の状況をここに貼り付け。相手が口にした言葉があれば引用付きで。分からなければ「未確認」と書く}
## 自社サービスの情報(社内資料)
{自社の強み・機能・価格・連携・サポート・過去の打ち手などをここに貼り付け}
## 競合サービスについて分かっていること(公開情報・伝聞)
{競合名/公開情報で確認できる事実/伝聞・想定を区別してここに貼り付け。無ければ「情報なし」と書く}
## 出力フォーマット
1. 比較の評価軸
相手が重視している基準から3〜5軸を立てる。各軸について「なぜ相手にとって重要か」を1行、根拠に (商談) か (公開情報) を付けて短く引用する。
2. 競合比較表
評価軸 × 自社 × 競合の表。各セルに 事実 / 推測 / 要確認 のラベルを必ず付ける。事実には出所 (公開情報)(社内資料)(商談) を示し、原文を短く引用する。自社が優位でない軸・競合が優る軸も省かず正直に載せる。
3. 提案に織り込む差別化ストーリー
相手の基準に沿って「なぜ自社が御社に合うか」を3〜4点。競合を下げる表現を使わず「相手の課題に合う/合わない」の語彙で書く。相手が口にした言葉を引用して裏づける。
4. 競合への触れ方の注意
提案の場で断定してはいけない点、下げてはいけない点、相手が競合名を明言していない場合の触れ方を明記する。
5. 要確認リスト
事実確認が取れていない比較項目(連携範囲・価格・実績など)を列挙する。
## 注意事項
- 比較表の各項目は 事実 / 推測 / 要確認 を必ず区別する。出所のない情報を事実として書かない
- 競合の弱点は、公開情報で確認できる事実か、相手自身が口にした印象に限る。伝聞・想定は「推測」または「要確認」に置き、提案本文で断定しない
- 競合を根拠なく下げない。優劣を断じるのではなく「相手の基準に合うか」で語る
- 自社が優位でない軸・競合が優る軸も正直に載せる。信頼を損なう誇張をしない
- 相手が明言していない予算・決裁・評価基準を「確定」として書かない。未確認は「要確認」とする
- 効果・シェア・実績の数値は社内資料・公開情報に根拠がある範囲だけ書く。なければ数値で断定しない
- 相手が競合名を明言していない場合、特定の競合を名指しで比較する前提を勝手に置かない
- 顧客情報・商談記録・競合情報を外部AIに貼る際は、社外持ち出し・個人情報・伝聞の扱いに注意するこのプロンプトを動かしてみる
プリセットされた依頼のまま「送信」を押すと、AIの応答がその場でストリーミング表示されます(架空データに対する収録済みの応答。生成AIは呼び出しません)。
AIに渡した入力データ(架空サンプル)
1. 比較の評価軸
- 現場で運用が回るか:佐藤「現場の田中が『これなら回る』と言ってくれないと上げにくい」(商談)。最重要軸。
- 月末の勤怠締め工数の削減:田中「私ともう1人で3日」(商談)。一次課題。
- 給与ソフト(ペイロールデスク)連携:使用中の給与ソフト(商談)。実運用の前提。
- 導入サポート・伴走 / 5. 投資判断のしやすさ(価格の見通し)
2. 競合比較表(一部)
評価軸 | ロウムメイト(自社) | ジンジワークス(競合) |
|---|---|---|
現場で運用が回るか | 中堅向けに設定がシンプル(社内資料・事実)。田中様が実際に回せるかは未検証(要確認) | 機能網羅性が広く多機能(公開情報・事実)。「中堅には設定が重い」は伝聞で未確認(推測) |
ペイロールデスク連携 | 給与ソフトAPI連携が広く標準無償(社内資料・事実)。対応範囲・バージョンは未確認(要確認) | 「連携が一部有償」は噂で未確認(推測)。対応可否も未確認(要確認) |
機能網羅性(人事評価・タレマネ) | 勤怠・労務に特化。非対応(社内資料・事実。この軸は競合が優位) | 人事評価・タレマネまで対応(公開情報・事実) |
続きを見る(差別化ストーリー・触れ方の注意・要確認リスト)
3. 提案に織り込む差別化ストーリー
- 「これなら回る」に直接応える設計: 田中様の「打刻の修正」「有休残数の問い合わせ対応」(商談)に絞り、月末3日の手作業を減らすことに焦点。多機能をそろえるより一次課題に絞る。
- 今の給与ソフトを前提にした連携: ペイロールデスク(商談)との連携を前提に設計。API連携が広く標準無償(社内資料)。※対応範囲は要確認。
- 導入を任せきりにしない伴走: 急拡大で管理部が逼迫(商談・公開情報)。専任担当が伴走(社内資料)。
- 必要な範囲から始めやすい: 人事評価まで広げる段階なら他社の網羅性が合う場面もある。御社の今の論点(勤怠締め・連携)には当社が合う、という整理。
4. 競合への触れ方の注意
- 佐藤様は「有名なところは一応見ておこうかと」(商談)と述べたのみで、競合名を明言していない。こちらから名指し比較を持ち込まない。
- 「設定が重い」「連携が一部有償」はいずれも伝聞で未確認。事実として断定せず、下げる材料に使わない。
- 機能網羅性は競合が優る軸。隠さず、「今の論点には当社が合う」の合致の話に寄せる。
5. 要確認リスト
- ペイロールデスク連携範囲・バージョン/月末締めの削減幅/200名規模の見積金額/ジンジワークスの価格・伴走体制・連携の有償範囲/田中様が実際に回せるか。
注記: 競合の弱点とされる項目はすべて伝聞のため「推測/要確認」に置き、提案本文に断定を持ち込んでいない。相手が競合名を明言していないため名指し比較を前提にしない触れ方にした。効果の数値は根拠がないため記載していない。
カスタマイズのヒント
- 無形商材・専門サービスの場合: 評価軸を「機能」ではなく「体制・実績・進め方」に置き換える。比較表の列を「自社/競合A/競合B」に増やしても同じ型で動きます。
- 相手が競合名を明言している場合: 3つ目の入力に「相手が○○を本命として検討中」と明記すると、その競合の公開情報に沿った軸取りに寄せられます(それでも伝聞は推測扱いのまま)。
- 提案の最終フェーズ(相見積の詰め): 出力の「差別化ストーリー」だけを取り出し、提案書の冒頭サマリーや上申資料の「選定理由」欄に流用できます。
- 競合情報が薄いとき: 3つ目の入力を「情報なし」にすると、比較表ではなく「自社が合う理由」の整理に寄った出力になります。無理に競合像を作らせないための使い方です。
よくある質問
競合の弱点を提案に書いてもいいですか。
公開情報で確認できる事実か、相手自身が口にした印象に限ります。「重いらしい」「有償らしい」といった伝聞は、このプロンプトでは「推測/要確認」に振り分けられ、提案本文に断定として持ち込まない設計です。根拠のない他社批判は信頼を落とすだけでなく、内容によっては不適切な表示になり得るため避けてください。
相手がまだ競合名を言っていない段階でも使えますか。
使えます。競合入力を「情報なし」にすれば、比較表ではなく「自社が相手の基準にどう合うか」の整理に寄った出力になります。相手が名前を出していないのに、こちらから特定競合を名指しで比較する前提は置かない設計です。
「事実/推測/要確認」のラベルは何のためにありますか。
競合比較は伝聞や思い込みが最も混ざりやすい領域だからです。ラベルで出所を可視化することで、確認が取れていない情報を事実のように提案へ書いてしまう事故を防ぎ、提示前に何を裏取りすべきか(要確認リスト)が明確になります。
