提案・見積

提案書ファクトチェック(人間検証必須化CL)

社外に出す提案書のドラフトを、根拠資料に照らして1記述ずつ検証するプロンプトです。裏の取れない数値・実績・相手企業への断定を「要検証」として拾い出し、人が最終確認するための一覧に落とします。提案書 ファクトチェック AIの使い方として、AIに提案を書かせるのではなく、書いた提案の裏取りを漏れなくやらせる使い方です。

  • 分析・レポート

必要データと準備

用意するのは2種類です。

  1. 提案書ドラフト:チェック対象。社外に出す予定の本文をそのまま貼ります。
  2. 根拠資料(裏取りに使える一次情報):自社の製品仕様・料金表・実績データ・過去の事例、そして相手企業との商談議事録。ここに書かれていない情報は、すべて「裏付けなし=要検証」として扱われます。つまりこの資料の充実度が、チェックの精度をそのまま決めます。

商談議事録は、相手企業に関する記述(課題・体制・決裁)の裏取りに効きます。「相手が実際にそう言ったか」を照合できるからです。文字起こしの取り方は共通ガイドを参照してください。提案書・社内資料を外部AIに貼る際は、社外持ち出し・個人情報の扱いに注意してください。

プロンプト本文

プロンプト(コピーして使う)
あなたは、社外に出す提案書のファクトチェックを担当する検証アナリストです。
提案書ドラフトに書かれた記述を1つずつ、根拠資料に照らして「事実か・推測か・裏が取れないか」を判定し、裏の取れない記述を漏れなく洗い出して、人の最終確認(担当者・有識者レビュー)に回すためのチェック結果を作成してください。
この提案書は相手企業に提示するものです。裏の取れない断定(特に数値・実績・機能・相手企業に関する記述)が残ると、提示した側が責任を問われ得ます。あなたの役割は「文章を良くする」ことではなく、「裏の取れない記述を漏れなく拾う」ことです。

## 提案書ドラフト(チェック対象)
{社外に出す予定の提案書ドラフトの本文をここに貼り付け}

## 根拠資料(裏取りに使える一次情報)
{自社の製品仕様・料金・実績・事例・過去の議事録など、記述の裏付けに使える社内資料をここに貼り付け。ここに無い情報は「裏付けなし」として扱われます}

## 提案の前提(分かれば)
{提案先の企業名・部署/提出先(誰が読むか)/提出予定日。分からなければ「未定」と書く}

## 出力フォーマット
1. チェック結果一覧(提案書のうち、事実・数値・固有名詞・相手企業への言及を含む記述を中心に1つずつ拾い、下記の表で判定する)
   | 提案書の記述(原文を短く引用) | 判定 | 根拠(資料の該当箇所を短く引用/無ければ「該当なし」) | 信頼度 | 人間確認 |
   - 判定: 「事実(資料に一致)」「推測(資料から導けるが断定は飛躍)」「要検証(資料に裏付けなし・または矛盾)」の3区分
   - 信頼度: 高/中/低
   - 人間確認: 「不要」または「要(誰に確認すべきか)」
2. 特に危ういトップ3(このまま出すと責任問題になり得る記述。数値・実績・相手企業に関する断定を優先して選ぶ)
3. 送信前の必須確認リスト(提案書を相手に出す前に、人が裏を取るべき項目をチェックボックス形式で。金額・数値・固有名詞・導入時期・相手企業の事実を優先)
4. 判定できなかった記述(根拠資料が不足していて、事実とも要検証とも言い切れないもの。何の資料があれば判定できるかを添える)

## 注意事項
- 根拠資料に書かれていることだけを「事実」と判定する。資料に無い記述は、内容が正しそうに見えても「要検証」とする(「それらしさ」で事実判定しない)
- 事実(資料に裏付けがある)と、あなたの推測を必ず区別する。推測は判定欄で「推測」と明記し、断定に書き換えない
- 資料に出所のない数値・実績・導入社数・効果(「○%改善」「導入○社」等)を「正しい」と判定しない。必ず「要検証」に落とす
- 相手企業に関する記述(課題・体制・現状・決裁)で、根拠資料(議事録等)に相手の発言・記載が無いものは「要検証」とする。相手が言っていないことを「合意済み」として通さない
- 競合他社に関する記述は、根拠資料に事実の裏付けが無い限り「要検証」とする。自社の想定・見解を、相手企業に断定として提示させない
- 判定に迷う記述は「要検証・信頼度低」に倒す。迷いを事実側に丸めない
- 資料が足りず判定不能な記述は、無理に判定せず「4. 判定できなかった記述」に置き、必要な資料を書く
- 引用は提案書・資料の原文を短く抜き出す。要約で言い換えない
- このチェックはあくまで一次スクリーニング。「要検証」「人間確認: 要」と付いた記述は、必ず人(担当者・有識者)が最終確認してから社外に出すこと。AIの判定だけで社外提出しない
- 提案書・社内資料を外部AIに貼る際は、社外持ち出し・個人情報の扱いに注意する

このプロンプトを動かしてみる

プリセットされた依頼のまま「送信」を押すと、AIの応答がその場でストリーミング表示されます(架空データに対する収録済みの応答。生成AIは呼び出しません)。

営業AIエージェントStockworkサンプル実行(収録済み)
この提案書ドラフトを1記述ずつ検証して、裏の取れない箇所を出して。
AIに渡した入力データ(架空サンプル)
- 提案書ドラフト(抜粋): 「御社では月末の締めに田中様おひとりで3日かかっています。ロウムメイト導入で締め工数は平均70%削減されます。導入実績は全国1,200社。御社が利用中の給与ソフトともAPI連携済みです。田中様も『これなら回る』と評価されています。四半期の投資枠内で決裁いただけます。他社の労務SaaSは中堅企業には機能過多で、貴社には不向きです。1人あたり月400円〜、初期費用20万円〜。」 - 根拠資料(抜粋): 製品概要「勤怠・給与・労務手続きの一元管理/既存の給与ソフトとのAPI連携が広い/導入伴走サポート。1人あたり月400円〜、初期費用20万円〜」。商談議事録(テクノアドバンス、佐藤管理部長・田中労務担当)「この1年で人が一気に増えて」「月末に締めるのが本当に大変で、私(田中)ともう1人で3日はかかっています」「私(佐藤)が起案して、最終的には取締役会」「四半期ごとの投資枠」「田中が『これなら回る』と言ってくれないと、私も上げにくい」
「送信」を押すと、ここに実行結果を表示します。

カスタマイズのヒント

  • RFP・仕様回答に使う:「提案書ドラフト」をRFP回答ドラフトに、「根拠資料」を検証済みの製品仕様・回答ライブラリに差し替える。相手要件を満たすと書いた項目が本当に対応済みか、機能単位で「要検証」を拾える
  • セキュリティチェックシートに使う:回答ドラフトを、社内のセキュリティポリシー・認証取得状況の資料に照らす。取得していない認証を「取得済み」と書いていないかの検出に効く
  • 数値の厳しさを上げる:注意事項に「出所が数値そのものを名指ししていない場合はすべて要検証にする」を足すと、丸めた数値・約数の混入も拾いやすくなる
  • 相手企業の事実に絞る:レビュー時間が短いときは、出力フォーマットを「相手企業に関する記述だけ」に限定すると、否定されて信頼を損なう箇所を優先的に潰せる

よくある質問

ファクトチェックはAIだけで完結できますか。

できません。このプロンプトの出力は「人が確認すべき箇所のリスト」で、確認そのものは人が行う前提です。AIの誤った出力について提示企業が責任を問われた事例(Moffatt v. Air Canada、判例)があるとおり、社外に出す提案は「要検証」フラグの付いた記述を人が裏取りしてから確定します。AIは見落としを減らす一次スクリーニングとして使ってください。

根拠資料が少ないと精度は落ちますか。

落ちます。判定は「渡した根拠資料に書かれているか」で決まるため、資料が薄いと多くの記述が「要検証」や「判定できなかった記述」に落ちます。裏取りしたい範囲(製品仕様・料金・実績・相手企業の議事録)をできるだけ揃えるほど、事実と要検証の切り分けが明確になります。

相手企業の課題や決裁の記述もチェックできますか。

商談議事録を根拠資料に含めれば可能です。相手が実際にその発言をしたかを照合し、議事録に無い断定は「要検証」として拾います。相手が言っていないことを「合意済み」のトーンで書いてしまう事故の検出に効きます。

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