商談準備
商談履歴まとめのAIプロンプト|論点の変遷と積み残しを整理【コピペ可】
複数回にわたった商談の文字起こしをまとめて貼るだけで、論点がどう変わってきたか、何が積み残されているかをAIが時系列で整理します。次回商談の前に「前回まで何を話したか」を思い出す作業を、コピペで数分に短縮するためのプロンプトです。

必要データと準備
- 商談の文字起こし(複数回分): オンライン商談の録画・録音を文字起こししたもの、または議事録でも動きます。各回の冒頭に「第N回(日付)」を付けておくと、変遷の整理がぐっと正確になります。
- 話者ラベル(誰の発言か)が付いていると、キーパーソンごとのスタンス整理の精度が上がります。
- 文字起こしの取り方は共通ガイドを参照してください。手元に議事録しかない場合でも、要点が時系列で残っていれば使えます。
- 顧客名や個人情報を含む文字起こしを外部の生成AIに貼る運用は、社外持ち出し・個人情報の扱いに注意してください。社内で許可された範囲・ツールで扱う前提です。
プロンプト本文
あなたは複数回にわたる商談の履歴を整理する営業アナリストです。
同じ顧客との複数回分の商談記録を読み、論点がどう変遷したか、何が積み残されているかを時系列で整理してください。
## 複数回の商談の文字起こし
{日付順に、複数回分の商談の文字起こしをここに貼り付け。各回の冒頭に「第N回(日付)」を付ける}
## 出力フォーマット
1. 商談タイムライン(各回1〜2行。日付・その回の目的・前進した点)
2. 論点の変遷(記録に出たテーマだけ立てる。各テーマを「初出はいつか → 現在どうなっているか」で追う。例: 現状の課題/連携・機能要件/予算・価格/決裁プロセス/競合/導入の不安)
3. 積み残し・宿題(未解決の論点、自社が持ち帰った宿題、相手が保留にしている点を「誰の宿題か」付きで一覧)
4. 相手のスタンスの変化(キーパーソンごとに、温度感が上がった/下がった箇所を発言の引用とともに。変化が読み取れない人は「変化読み取れず」)
5. 次回までの確認事項(積み残しのうち次回に埋めるべきものを、そのまま口に出せる質問文で)
## 注意事項
- 記録にある発言だけを根拠にする。書かれていないことを「合意済み」「確認済み」と判断しない
- 事実(発言としてある)と、そこからの推測を必ず分ける。推測には「推測:」と付け、断定しない
- 情報がないテーマは省かず「記録になし/要確認」と書く
- 曖昧な同意(「良ければ」「前向き」「検討します」等)を、確定した合意やクロージングのシグナルと解釈しない。迷う箇所は「要確認」とする
- 引用は文字起こしの原文を短く抜き出す
- 顧客名・個人情報を含む文字起こしを外部AIに貼るときは、社外持ち出し・個人情報の扱いに注意するこのプロンプトを動かしてみる
プリセットされた依頼のまま「送信」を押すと、AIの応答がその場でストリーミング表示されます(架空データに対する収録済みの応答。生成AIは呼び出しません)。
この複数回の商談ログから、論点の変遷と積み残しを時系列で整理して。
AIに渡した入力データ(架空サンプル)
第1回(4/8)佐藤(管理部長): 勤怠は今、給与ソフトに紐づくExcelで管理しているんですが、月末に締めるのが本当に大変で。
第2回(4/22)田中(人事労務): 部署のリーダーにも一部だけ触らせたいんです。あと今のExcelのデータをどう移すか、そこが不安ですね。
第3回(5/13)佐藤: 想定より初期費用が乗るなと。あと社内の情シスからセキュリティのチェックリストに答えてほしいと言われていて。
「送信」を押すと、ここに実行結果を表示します。
1. 商談タイムライン
- 第1回(4/8)初回ヒアリング: 労務の現状と決裁プロセスを把握。月末締めの工数課題を共有し、次回デモを設定。
- 第2回(4/22)デモ: 連携・締め処理をデモ。現場担当が操作面に手応え。権限設定・締め日の部署別・データ移行という新要件が出た。
- 第3回(5/13)条件のすり合わせ: 権限・移行の宿題は解消の見込み。価格が新論点になり、費用対効果の試算とセキュリティ回答が宿題に。
2. 論点の変遷(抜粋)
- 予算・価格: 第1回は未定「金額次第なところもあり」→ 第3回で論点化「想定より初期費用が乗るな」。費用対効果の説明資料が必要な状態。
- 決裁プロセス: 第1回で判明(佐藤起案 → 取締役会・四半期の投資枠)→ 第3回で「7月の取締役会」と時期が具体化。
- 競合: 第1回で言及「名前は挙がっていますけど、まだ具体的には」。第2回以降は記録になし。要確認。
3. 積み残し・宿題(抜粋)
- 費用対効果の試算資料 … 自社の宿題。目安6月中。
- セキュリティチェックの回答 … 自社の宿題。7月取締役会に乗せる前提条件。
- 競合の比較状況 … 要確認(第1回以降、記録になし)。
4. 相手のスタンスの変化(抜粋)
- 田中(現場キーパーソン): 温度が上がっている。第2回「あ、これは楽ですね」、第3回「私はもう問題ないです」。
- 佐藤(起案者): 慎重さは維持しつつ条件付きで前進。「田中がOKなら私は前向きです」。推測: 現場評価が固まれば起案に動く見込み。ただし「前向き」は確定合意ではないため要確認。
5. 次回までの確認事項(抜粋)
- 「費用対効果の試算は、7月の取締役会に間に合う形でよろしいでしょうか」
- 「セキュリティチェックリストの様式と、いつまでに回答が必要かをいただけますか」
出力全文は、この形式で「論点の変遷」と「相手のスタンスの変化」がすべてのテーマ・人物ぶん展開されます。
カスタマイズのヒント
- フェーズが進んだ案件では: 出力フォーマットの2に「今回のキーメッセージ候補」を足すと、変遷を踏まえた次回の一言まで作れます。
- メソッドに沿わせたい場合: 論点のテーマ例をBANT(予算・決裁・ニーズ・時期)やMEDDICの要素名に差し替えると、自社の商談管理と用語をそろえられます。
- 引き継ぎ用途では: 出力の3・4を厚めにする指示を足すと、後任がまず読むべき「積み残しと関係者の温度感」に絞ったメモになります。
- チャネル別に: 展示会からの案件と既存顧客の深耕では見たい論点が違います。前者は「導入の不安」、後者は「利用状況・追加ニーズ」をテーマに足すと拾いやすくなります。
よくある質問
商談の文字起こしは何回分までまとめられますか。
決まった上限はありません。一般的な生成AIでは3〜5回分が扱いやすい目安です。回数が多く1回で入り切らない場合は、直近の数回に絞るか、古い回はこのプロンプトで一度要約してから渡すとまとまりやすくなります。
議事録しか残っていなくても使えますか。
使えます。要点が時系列で残っていれば整理できます。ただし発言の引用が必要な精度は、詳細な文字起こしのほうが高くなります。議事録の場合、引用は「要旨」として扱ってください。
出力に書かれた「積み残し」は、そのまま信じて大丈夫ですか。
起点としては有効ですが、鵜呑みは禁物です。このプロンプトは記録にある発言だけを根拠にし、書かれていないことは「記録になし/要確認」と示すよう設計しています。会議外で決まったことは反映されないため、自分の記憶で補ってから使ってください。
