アポ獲得・アプローチ

ICP適合度でリードを100点採点し優先順位化

手元にたまったリードを、自社の理想顧客像(ICP)に照らしてAIが100点満点で採点し、A/B/Cで優先順位を付けます。リードスコアリングをAIで回せば、勘や声の大きさではなく根拠のある順番で「今日どこから当たるか」が決まります。

  • 分析・レポート

必要データと準備

用意するものは2つです。

  1. 自社のICP(理想顧客像): 最も成果を出せる顧客の条件。業種・従業員規模・地域・持っていがちな課題・過去に受注しやすかった傾向などを、箇条書きで構いません。ここが曖昧だと採点も曖昧になるので、まず社内で言語化するのがおすすめです。
  2. 採点するリード一覧: SFA/CRMからのエクスポート、または公開情報(相手企業のHP・ニュース・IR)を、1リード1ブロックで貼り付けます。社名・規模・業種・接点の経緯・分かっている課題などがあると精度が上がります。

対象は、名刺交換先・インバウンドで問い合わせてきた相手・既存のパイプラインなど、正当に接点を持つリードに限ってください。面識のない相手のリストを外部から集めて無差別に扱う使い方は想定していません。

また、CRMのエクスポートには担当者名などの個人情報が含まれます。外部の生成AIに貼る前に、社外持ち出しと個人情報の取り扱いが自社ルールで許されているかを必ず確認してください。

プロンプト本文

プロンプト(コピーして使う)
あなたはBtoB営業のリードスコアリングを支援するアナリストです。
自社の理想顧客像(ICP)に照らして、手元のリードを100点満点で採点し、優先順位を付けてください。対象は名刺交換先・インバウンド問い合わせ・既存パイプラインなど、正当に接点を持つリードに限ります。

## 自社のICP(理想顧客像)
{自社が最も成果を出せる顧客の条件を貼り付け。業種・従業員規模・地域・持っていがちな課題・過去に受注しやすかった傾向など}

## スコアリングの重み(任意・未指定なら既定を使う)
{各観点の配点を指定。未指定の場合は「業種・規模の適合30/課題の兆候25/タイミングの兆候20/到達可能性15/既存の関係10」を既定とする}

## 採点するリード一覧
{SFA/CRMのエクスポートや公開情報を、1リード1ブロックで貼り付け。社名・規模・業種・接点の経緯・分かっている課題やニュースなど}

## 出力フォーマット
1. リードごとのスコアカード(合計点の高い順)
   - 社名 / 合計点(100点満点)/ 優先ランク(A: 80以上 / B: 60〜79 / C: 60未満)
   - 観点別の内訳(各観点の点数と、その根拠を1文。根拠は貼られた情報の該当箇所を短く引用する)
   - 加点の決め手・減点の理由を各1つ
   - 推奨する次アクション(ランクに応じて1つ)
2. 情報が不足していて正確に採点できない観点の一覧(リード名と、確認すべき項目)
3. 全体の所感(上位リードに共通する特徴・攻め筋の仮説を2〜3文)

## 注意事項
- 採点は貼られた情報にある事実のみを根拠にする。書かれていない条件を満たすと決めつけない
- 事実(情報に明記されていること)と推測(そこからの解釈)を区別し、推測には文末に「(推測)」と付ける
- 情報が無い観点は憶測で埋めない。その観点は減点ではなく「情報不足」として保留にし、2の一覧に挙げる
- 点数は指定した重みに機械的に従う。印象で上下させない
- このリストには顧客の担当者名など個人情報が含まれることがある。外部の生成AIに貼る前に、社外持ち出し・個人情報の取り扱い可否を自社ルールで確認する

このプロンプトを動かしてみる

プリセットされた依頼のまま「送信」を押すと、AIの応答がその場でストリーミング表示されます(架空データに対する収録済みの応答。生成AIは呼び出しません)。

営業AIエージェントStockworkサンプル実行(収録済み)
このリード一覧を、ICP基準で100点採点してA〜Cに振って。
AIに渡した入力データ(架空サンプル)
入力サンプル: リードスコアリングの素材 ※プロンプトの3つの入力欄に貼る想定。架空データ。 自社のICP(ロウムメイト) - 業種: 業種不問。ただし勤怠・労務手続きが多いSaaS/IT・製造・人材業界で成果が出やすい - 規模: 従業員100〜500名の中堅。設定がシンプルな中堅向けが強み - 状態: 勤怠・労務が紙/Excel/属人化、または既存の給与ソフトと手作業の併用。すでに給与ソフトを使っている企業はAPI連携が刺さる - タイミング: 採用増・急拡大・上場準備などバックオフィスDXの機運がある - 過去の受注傾向: 「月末の勤怠締めの工数」「業務の属人化」に課題感を持つ管理部門が窓口だと決まりやすい スコアリングの重み - 未指定(既定を使う) 採点するリード一覧 - テクノアドバンス株式会社: 従業員200名、東証グロースSaaS。2026-05に大型調達を発表し年内採用50名増を公表。代表がブログで「急拡大に管理体制が追いついていない、バックオフィスのDXが課題」と言及。採用ページに人事・労務担当(管理部)の求人。勤怠は既存の給与ソフトとExcelの併用と推測される。管理部長が窓口で商談進行中。 - 丸和製作所: 従業員450名、金属加工の老舗オーナー企業。勤怠・労務は紙・Excel中心。接点は展示会での名刺交換のみで、具体的な課題ヒアリングは未実施。稟議が重い社風との前情報。 - キャリアブリッジ: 従業員90名、中堅人材紹介。急拡大で労務が追いつかないとインバウンドで問い合わせ。意思決定のスピードが速い。
「送信」を押すと、ここに実行結果を表示します。

カスタマイズのヒント

  • 重みを商材に合わせる: 大型商談が中心なら「到達可能性(意思決定者への近さ)」の配点を上げる。反対に、数を回すインサイドセールスなら「タイミングの兆候」を厚くする。
  • ランクのしきい値を運用に合わせる: A/B/Cの境界(80/60)は自社のリード母数に合わせて調整する。Aが多すぎて優先の意味が薄れるなら、しきい値を上げて上位20%程度に絞る。
  • 観点を業界特化にする: 出力フォーマットの観点名を、自社が本当に効くと知っている変数に置き換える(例: SaaSなら「既存ツールの利用状況」、製造業なら「拠点数・多店舗性」)。ICPの定義文にその判断材料を書いておくと連動する。

よくある質問

リードスコアリングをAIでやると、既存のMAツールのスコアリングと何が違いますか。

MAツールのスコアは主に行動(メール開封・サイト来訪など)を点数化します。このプロンプトはICPへの「適合度」を、公開情報や商談メモから根拠付きで採点するもので、狙いが違います。両方を併用し、行動スコアと適合度スコアを掛け合わせて優先順位を決めるのが実務的です。

情報が少ないリードばかりでも使えますか。

使えますが、その場合はAIが「情報不足」の観点を多く返します。無理に埋めて高得点にするのではなく、何を確認すればスコアが確定するかのリストとして使うのが正しい使い方です。ヒアリングで事実が増えたら再採点してください。

採点結果はそのまま営業に配ってよいですか。

優先順位のたたき台としては有用ですが、点数を鵜呑みにしないでください。特にICPの境界にあるリードや推測が多いリードは、人の判断を最後に挟むことが前提です。また企業名・担当者名を含むため、共有範囲は個人情報の取り扱いルールに従ってください。

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