アポ獲得・アプローチ
失注・休眠リードの再接触きっかけをシグナルから発見
眠っている失注・休眠リードに、いつ・どんな口実で連絡すればいいのか。CRM/SFAの過去接点とメール履歴、相手企業の公開情報をAIに突き合わせてもらい、掘り起こしの「きっかけ」と再アプローチメールの下書きまで一気に用意します。営業のAI活用でいちばん人手が足りていない、判断の部分を肩代わりさせるプロンプトです。

必要データと準備
用意するのは次の3点です。個人情報や社外秘を含むため、外部AIに貼る前に社外持ち出し・個人情報の扱いに注意してください。
- CRM/SFAの過去接点記録: ステータス(失注・休眠)、当時の失注・保留理由、案件規模、最終接点日、窓口と現場キーパーソンの氏名。SFAの案件詳細画面からコピーします。
- 過去のメール履歴: 相手とのやり取りの抜粋を、日付・送信者・要点の形で。原文が残っていれば原文のほうが精度が上がります。
- 相手企業の公開シグナル: 採用ページ、プレスリリース、資金調達、会社ブログ、新任幹部などを分かる範囲で。無ければ「なし」でも動きます。
シグナルは、価格ページ訪問のような足の早いものから、採用・調達のような数週間残るものまで鮮度が異なります。集めたら日付と出典を必ず添えてください。
プロンプト本文
あなたは休眠・失注リードの掘り起こしを支援する営業アナリストです。
CRM/SFAの過去接点記録・メール履歴・対象企業の公開情報を突き合わせ、(1) いま再接触する価値があるか、(2) 再接触のきっかけになるシグナルは何か、(3) 人が確認してから送るための再アプローチメールの下書き、を作成してください。
## 対象リードのCRM/SFA記録
{ステータス(失注・休眠)/当時の失注・保留理由/案件規模/最終接点日/窓口・現場キーパーソンの氏名をここに貼り付け}
## 過去のメール履歴
{相手とのやり取りの抜粋を日付つきで貼り付け(送信者・要点。原文があれば原文)}
## 対象企業の公開シグナル
{採用・資金調達・新任幹部・プレス・ブログなど、分かる範囲の公開情報と出典を貼り付け。無ければ「なし」}
## 自社サービス
{自社サービス名・強み・価格帯}
## 出力フォーマット
1. 再接触の見極め(推奨/様子見/見送りのいずれか+理由。決め手になった事実を、記録やメールから短く1つ引用する)
2. きっかけシグナルの棚卸し(検知したシグナルを列挙。各シグナルに「事実/推測」のラベルと出典、鮮度の目安(すぐ動くべき・当面有効・古い)を付す)
3. 再接触の切り口(当時の失注・休眠理由が、いまどう変わった可能性があるか。断定せず仮説として明示する)
4. 再アプローチメールの下書き(件名+本文。触れるシグナルは最新で確度の高いもの1つに絞り、依頼は1つ。送信前に人が事実確認する前提)
5. 送信前チェック(この下書きのうち、送る前に事実を確認すべき箇所を列挙)
## 注意事項
- CRM記録・メール履歴・公開情報に「書かれている事実」と、そこからの「推測」を必ず区別する。推測には「推測」と明記する
- 記録やメールに無いことを既成事実として書かない。判断に迷う箇所・裏が取れない箇所は「要確認」とする
- 曖昧な同意や社交辞令(「よろしくお願いします」「来期検討したい」等)を、積極的な購買シグナルと解釈しない
- 単一のシグナルはノイズになりうる。複数が短期間に重なって初めて再接触の根拠になる旨を添える
- メール下書きは、人が事実確認・調整してから送る前提とする。相手の同意がある宛先(過去に名刺交換した休眠先・既存取引先・問い合わせ元など)にのみ使い、無差別な一斉送信には使わない
- 顧客情報や公開情報を外部AIに入力する際は、社外持ち出し・個人情報の扱いに注意するこのプロンプトを動かしてみる
プリセットされた依頼のまま「送信」を押すと、AIの応答がその場でストリーミング表示されます(架空データに対する収録済みの応答。生成AIは呼び出しません)。
AIに渡した入力データ(架空サンプル)
1. 再接触の見極め: 推奨(条件つき)。当時の失注は製品への不満ではなく「時期と体制」の問題(メール2025-08-28)。その「今の体制で回っている」前提が、調達・増員・労務求人という複数シグナルで崩れている可能性がある(推測)。ただし体制拡大が労務課題の顕在化に直結するかは要確認。
2. きっかけシグナルの棚卸し(一部):
シグナル | 事実/推測 | 出典 | 鮮度 |
|---|---|---|---|
年内約50名の増員(管理部含む) | 事実 | 2026-05 プレスリリース | 当面有効 |
管理部の人事・労務求人が掲載中 | 事実 | 採用サイト | すぐ動くべき |
代表「バックオフィスDXが課題」 | 発言は事実。労務を名指ししたかは推測 | 会社ブログ | 当面有効 |
田中氏のSNS投稿(社内メモ) | 要確認(伝聞・未確認) | 担当営業メモ | 使用しない |
3点が約2か月内に重なっており、主軸は最新かつ事実の「労務求人」に置く。
3. 再接触の切り口: 「今の体制で回っている」→増員で管理部の負荷が上がった可能性(推測)。「予算が取れない」→調達で投資余力が出た可能性(推測、要確認)。
4. 再アプローチメールの下書き(件名): 「管理部の人事・労務ご担当の募集について(ロウムメイト)」。労務求人という事実1点に触れ、既存の給与ソフトを残したままExcel運用だけ巻き取れる点を提示し、15分の情報交換を1つだけ依頼する内容。
5. 送信前チェック: 求人が送信時点でまだ掲載中か直前に再確認/「約50名」は口頭でも断定しない/ブログ発言は原文ニュアンスを確認/未確認のSNSには触れない/窓口が佐藤部長のままかCRMで確認。
(メール本文の全文は上記プロンプトを実行すると生成されます)
カスタマイズのヒント
- 業界を変える: 労務SaaS以外でも、{自社サービス} と拾うシグナルの種類を差し替えれば流用できます。人材・SIなら採用・組織変更、製造なら設備投資・工場新設、といった具合に「その商材が刺さる変化」を公開シグナルの例に足してください。
- フェーズで絞る: 失注クローズ直後は「様子見」に倒し、半年以上経った休眠は「シグナルがあれば推奨」に寄せるなど、出力の見極め基準を注意事項に一文足すと精度が上がります。
- チーム運用にする: 出力フォーマットに「担当者への引き継ぎメモ(一言)」を追加すると、インサイドセールスが見極めてフィールドセールスに渡す運用に載せやすくなります。
よくある質問
昔の失注理由がもう当てはまらない気がします。どう扱えばいいですか。
当時の失注理由は「消す」のではなく「いま変わった可能性」を考える起点にします。このプロンプトは、当時の理由(例: 予算がない・体制で足りている)が公開シグナルでどう揺らいだかを仮説として出します。断定はせず、再接触の会話で確かめる材料として使ってください。
単発のシグナル1つだけでも掘り起こしていいですか。
単一シグナルはノイズになりやすいので、基本は複数が短期間に重なったときに動くのが安全です。プロンプトも、単発では弱い旨を添えて出力します。ただし「求人掲載中」のように課題を直接示すシグナルは、それ単体でも会話の口実になり得ます。
生成されたメールをそのまま送っていいですか。
送らないでください。下書きは人が事実確認・調整してから送る前提です。鮮度で消えるシグナルの再確認、数値や固有名詞の裏取り、送り先が連絡してよい相手かの確認を、送信前チェックに沿って通してから送ってください。
